こんにちは。店長でございます。
タイトルだけ見ると対決?えっどうやって戦うの?と思ってしまいますが
いやいや、そんな大げさな話ではなく撮り比べの内容です。
但し、撮り比べと言っても「ピントや解像感」がどうとかこうとかいった話ではなく、
今回は「ボケ」だけを注視した撮り比べを試してみました。
先に申し上げますが、今回テストしたレンズはいずれも大変古いレンズで
「製品作成時の個体差や過去の使用状況による瑕疵進行度合い」など横一線で比べる事は出来ない為、
あくまでも私の主観で比べたテストであり、そのレンズの性能等を図るご案内ではありません。
また、撮影タイミングによるタイムラグにより露出や撮影時の立ち位置が違うので完全同一条件撮影では無いので
その点を踏まえてご覧頂ければと思います。
キヤノンL(L39)50㎜F2.8 絞り開放 テスト機:オリンパスOM-D E-M1MKⅡ
キヤノンL(L39)50㎜F2.8 絞り開放 テスト機:オリンパスOM-D E-M1MKⅡ
ミノルタL(L39)50㎜F2.8 絞り開放 テスト機:オリンパスOM-D E-M1MKⅡ
ミノルタL(L39)50㎜F2.8 絞り開放 テスト機:オリンパスOM-D E-M1MKⅡ
フジノンL(L39)50㎜F2.8 絞り開放 テスト機:オリンパスOM-D E-M1MKⅡ
フジノンL(L39)50㎜F2.8 絞り開放 テスト機:オリンパスOM-D E-M1MKⅡ
いかがですか?
それぞれに面白さはありますが、
キヤノンの場合はボケそのものの輪郭部の色滲みが出ている他、ボケの形がやや円ではなく少し崩れているのが特徴的ですね。
この年代のレンズを性能で語る話ではないので、レンズとしての個性と受け止めてれば分かりやすいレンズでもあります。
ミノルタの場合はキヤノンのような滲み感があるものの、ボケの形は比較的綺麗な円になっており
オールドレンズのポートレート利用などに活きそうなレンズです。
フジの場合は絞り羽の形がやや変形しているのでしょうか?
上記2点とは異なるボケの形状ではあるものの、
ボケの輪郭部の滲み感が少なくフィルムメーカーらしい色再現性を実現しているように見受けられます。
と、色々と皆さんも感じる事はあるかと思いますが、
改めてオールドレンズの楽しみ方の奥深さの一部が見れたような気が致します。
現在所有されているご自分のレンズを改めて見直すことで新しい発見がそこにあるかも知れませんね。
ではでは
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